私は普段、テレビを観る習慣はないのですが、仕事柄、ストーリーテリングというライティングスキルを利用することもあり、7月から始まるドラマを観ることにしました。
そこで私の中で白羽の矢が立ったのが月10ドラマの『家売るオンナ』
主演は、今年DAIGOと結婚式を上げた北川景子です。
ということで、家売るオンナの第一話をまとめてみますよ~
ネタバレなので、これからビデオを観ようと思っているあなたは読まないことをおすすめします。
ネタバレしてもOKなあなただけこの先を読み進めてください!
エースの売上はどのくらい?
場面は2013年に2020年の東京オリンピックが決定されたところから始まりました。
オリンピックの開催に向けて活況を極める不動産市場。
そしてその中でも不動産が熱い新宿にある不動産会社、テーコー不動産を舞台に繰り広げられるドラマです。
ダッチ(足立聡)役の千葉雄大はテーコー不動産のエース。先月の売上の発表が行われます。
でも最高売上金額が月1,580万円って少なくないか?
思ったのもつかの間、不動産会社の売上だから仲介手数料の売上金額ですね。
不動産会社の仲介手数料の相場は3%。
なので不動産物件の売上だとしたら5億2千666万円ほど。
独りでですからね、やっぱりすごいですね。
ところが、そんなエースダッチでも売ることが難しい物件があったのです・・・
三軒屋万智(北川景子)の登場!
そんな浮かれた業績発表の場面から、明日からやりての主任が新宿営業所に着任するとのこと。
仲村トオル扮する営業所の販売責任者?の屋代課長が朝出社するとそこには三軒屋万智の姿が・・・
なんと後光がさした窓際にすでに出社済み。
屋代課長は、明るく挨拶を交わすが、万智はもうすでに喧嘩腰。
いや~、本当に北川景子の顔って怖いですね。
ちなみに、第1話では、結局笑顔は見られませんでしたよ(汗)
で、すでに万智は新宿営業所のメンバーの業績をすべて把握しているようで、着任の挨拶が現行メンバーの糾弾の場へ・・・
特にやり玉に挙げられたのが、イモトアヤコ扮する白州美加。
イモトのキャラは本当にいいですね。
白洲美加はこのドラマの中では、本当に出来ない人間の典型。
そして、いまだに成約どころか、アポさえも取った経験がないことから自宅の鍵を万智に取り上げられてこのひとこと。
「お客様のアポが取れるまであなたは家に帰れません」
で、新宿駅前で、今は懐かし不動産会社の看板を前と後ろに挟んで歩く、いわゆるサンドイッチマン!
ブツブツなにか言っている美加に対して、ものすごい形相で
「Go」
のひと言。このセリフを発するときの万智の表情がなにげに面白い(笑)
ゲスト土方夫婦の登場
家売るオンナは、基本的に1話完結型のドラマですね。
※ただしテーコー不動産で働く人たちのドラマは継続しますね。例えばいきなり最後に飛びますが、1話の最後は万智の自宅が出たところで終わりました。気になります(笑)
なので毎回ゲストが出演します。
今回は、りょう扮する土方弥生。
彼女は子育てに悩んでいる産婦人科医。
当然物件を探しているわけですが、その要件が厳しく、すでに8件も内覧をしているのだとか。。。
担当は工藤阿須加が扮する庭野聖司。
彼がもう基本的な、人はいいけど売れない営業マン。
お願い営業という、絶対にやってはいけないという典型的なパターンを続出。
また地域の道路事情にも疎いと来たから万智の怒りが爆発(笑)
次々と抜け道を指示してようやく案内する物件に到着し、かろうじて土方よりも先に着くことができました。
しかしながらこの物件も気に入らずに、その日も土方は帰ろうとしたところ・・・
万智が自信をもって、土方が絶対に気に入る物件があると予告。
というか、無理やり気に入らせるという方がいいのか?
ここで万智の決め台詞が炸裂
「私に売れない家はありません」
土方の物件が決定・・・なんと・・・
土方の要件は1億円の予算でリビング階段付の3LDK。
ところが最終的に紹介した物件は冒頭のエリート営業マンのダッチ(足立)でも売れない物件でした。
どんな物件かといえば、大きなリビングのある1LDK物件。
ただし、土方夫婦は共に同じ病院で働く医者で、この物件と病院は目と鼻の先。
そして子供のほうが最初は引っ越すことに拒否反応を示していたのだが、夫婦が揃って当直の日に、工藤阿須加が扮する庭野と共に子供の世話をすると言って土方の家に宿泊。
その際に、さらなる万智の戦略がきらめく。
子供が引越を渋っていた理由は、亡くなったおばあちゃんとの思い出を無くしたくなかったからなんですね。
両親が医者をやっているのでおばあちゃん子だったのは明白なので。
この仕掛が今回最大の見どころでした。
なんと紹介する1LDKの物件に、土方家の庭になっている柿の木を1枝接ぎ木にして鉢で持ってきたのです。
これでおばあちゃんとの思い出もマンションに持ってこれる。
またリビング階段の条件も、マンションなのでそもそも階段が必要ない。
という、いわゆる土方家のベネフィットを次々と突いていき、いよいよ成約へ。
家売るオンナのコンセプトはいかに?
で、肝心な家売るオンナのコンセプトなんですが・・・
どうやらビジネスストーリです。
例えば、土方家の不動産売買関連で庭野に教育をしたり、冒頭のイモトアヤコ扮する美加に対しても、昔の猛烈不動産スタッフの教育を施したりと
サクセス・ストーリー的な感じで進んでいくんでしょう。
特に、美加や庭野への指導なんて、今の若手社員に対するメッセージのように感じました。
美加がサンドイッチマンから帰ってきた次に言われたことが
「お客様リストにかたっぱしから電話しなさい」
と言われて、座席にガムテープを張り固定されたシーンなんて本当に受けましたよ!
当然業界物のドラマというのはかなりデフォルメされていることも多いですが、確かに不動産業界は強烈だといいます。
私は実は宅建の資格をもっているので、いろいろな角度から楽しめそうです。
あとはマーケティング手法ですよね。
嘘の内覧者を呼んで、即決しそうに見せかけるなどブラックな方法も使っています。
ただ、これらの万智のサービスの特徴として、今のところすべて物件を売ったクライアントから感謝されているということです。
感謝されるのなら、多少の嘘もありなのかと。。。ダメですか?
あとは、仲村トオル扮する屋代課長いきつけのバー「ちちんぷいぷい」
ママは臼田あさ美扮する珠城こころがやっているのですが、ちょっと昭和チックな演出が嬉しです(笑)
家売るオンナはこのようなアクセントもあるドラマですね。
さて、来週は引きこもりの家がテーマです。
引きこもりの役は、ビビる大木。
引きこもりと不動産の問題がどう絡んでくるのか注目です!
それにしても1話ラストシーンに出てきた、万智の城みたいに大きな家、気になるな~
少しだけヒントがでました。
一家8人惨殺事件があった事故物件のようです。