私は近々フィリピンに移住する予定があるのですが、これだけは日本の誇るべきものだなと思うものがいくつかあります。
その一つが桜。
その桜ですが、思ったよりも品種が多く、なんでも300種類以上にもなるそうですね。
その中でも、私の目に止まったのが、映画でも話題になった陽光桜(ヨウコウザクラ)。
ということで、かなり涙ぐましいストーリーを持つヨウコウザクラの花言葉と特徴を調べてみましたのでシェアしたいと思います。
陽光桜の特徴
陽光桜はソメイヨシノなどと違った特徴がいくつかあるのですが、その中でも私が最大級に着目したのが開花の要件です。
つまり気候は全く問題にならない適応範囲が非常に広くて丈夫な桜なのです。
開花する気温に至っては氷点下30℃~摂氏40℃でも大丈夫とのこと。
これだったらフィリピンにも植樹できるかもしれませんね~
まあそれはいいとして、その他の花としての特徴を。
陽光桜の蕾は明るい赤紫。花弁は全体が円形であり、下向き一重というものです。そして枚数は5枚。これはその他の桜や梅と変わらないですね。
色の特徴としては、様々な写真を見ると比較的ピンクが濃いかなという印象です。
また陽光桜は天城吉野(アマギヨシノ)と寒緋桜(カンヒザクラ)の交配種でもあります。
ということで、最後は陽光桜の持つ物語と花言葉についてお伝えします。
陽光桜の持つ物語と花言葉
映画でもあったように陽光桜は、四国は愛媛県の青年学校の教師、高岡正明氏が自らの財産を使って開発しました。その期間はなんと25年。
なぜ陽光桜はここまで丈夫なのかという理由が、ここには隠されています。
というか丈夫に育つために25年間もかかったのです。
高岡市が教師の時に「お国のために」といって生徒を送り出した罪の意識から、消えて亡くなっていった教え子のために、戦死した地域であるシベリアから東南アジアまでどこでも咲くようにという理由だったのです。
最初はフィリピンでも植樹できたらなと思っていたのですが、こんな深い話を聞くと、なかなか簡単には事が運びそうにないですね。
日本人の意識ではなく、この物語を知ったフィリピン人の意識にも気を使いますので。
さて、それでは花言葉です。
陽光桜の花言葉はこちらです。
【精神の美しさ、優雅】
優雅というのは桜の花言葉として使われることも多いですね。
精神の美しさとは、他者のために自らのできうる最大限のことをするという純粋無垢な形容も含まれているのかもしれません。
新宿御苑には陽光桜がたくさん咲いているようですので見に行ってみようかな~
ちなみに陽光桜の開花時期はいわゆる花見の時期に咲く他の桜よりも若干早く、産地である愛媛では3月中旬から3月下旬に開花するそうです。