この夏、なんとNASAとJAXAが全面協力して宇宙博というものが
千葉の幕張メッセで開催されるようです。
実は私は高校くらいまで大の宇宙好きで、都内の高校の帰りには
定期的に大型書店の宇宙開発や宇宙科学を扱ったエリアに
出没していました(笑)
二度目の職場を退職した時に行ったアメリカ本土旅行では、
ヒューストンにあるジョンソン宇宙センターと、
フロリダにあるケネディ宇宙センターをはしごするという
快挙を成し遂げてまいりました。
30代なかばのおっちゃんが、英語も大して話せずに
一人で宇宙センター見学って・・・
先日『宇宙兄弟』実写版の映画をテレビで観て
再度宇宙熱が上がってきた最中の宇宙博2014の知らせ。
改めて宇宙のことを調べなおしてみたくなりました。
取っ掛かりは知っているようで案外知らない、
「NASAとJAXAの規模の違い」から。
NASAとJAXAってどのような機関なの?
NASAとかJAXAのことはよく聞きますが、
実際にどんな機関なのかを言葉で説明するとなると
宇宙の研究機関くらいしかわかりませんよね。
なので、一度、しっかりした定義を見てまいりましょう。
NASAとは?
NASAとは、「National Aeronautics and Space Administration」
の略で、アメリカ航空宇宙局と訳されます。
アメリカの政府機関の一つで設立は1958年、
本部はワシントン特別区にあります。
JAXAとは?
JAXAとは、「Japan Aerospace eXploration Agency」の略で
日本語名は独立行政法人宇宙航空研究開発機構です。
ちょっとeXplorationは反則気味ですよね(笑)
組織形態は独立行政法人で、文部科学省、内閣府、総務省、
経済産業省が共同で所管しています。
設立は2003年で、本社は東京の調布市にあります。
NASAとJAXAの規模はどのくらい違うの?
それでは最後に、NASAとJAXAの人員と予算を比べて
規模の違いを把握しておきましょう!
NASA
人員:約17,900人
年間予算:約176億ドル
JAXA
人員:1,594人
年間予算:約21億ドル(約2,099億円)
人員でJAXAはNASAの9%、予算で12%ほど。
一方で、アメリカのGDPは162,446億ドル、
日本のGDPは59,603億ドルですから、
日本のGDPはアメリカの37%ほどです。
※2012年名目GDPの値で、SNA(国際マニュアル)、
またはESA(EUマニュアル)を参照
比較してわかるとおり、JAXAはNASAの概ね10%の規模しかなく
国家の経済規模を考慮しても3分の1程度しか、
宇宙開発関連に予算がついていないことがわかります。
これを多いと見るか少ないと見るかは
当然その人の立場によって違うでしょうが、
少なくとも宇宙派の私としては少なく感じますよね。
私は会社勤めをしている時には日本社会の閉塞感を
非常に感じていました。
今はフリーになって、まだまだ安定はしませんが、
毎日がスリリングですし、実際に夢は広がっています。
私の個人的な意見ではありますが、夢を持てる社会というのが
一番理想的な社会であり、夢を語らせたら男の子的には
宇宙開発の右に出るものはいないのではと思っています。
ぜひ、国民の理解を得て、せめて経済規模を考慮したあとの
NASAとJAXAとの規模が同じくらいになればと思います!
宇宙開発に関しては職場では意見が割れるでしょうが、
このサイトをご覧頂いたあなたには、ぜひ宇宙開発振興大使として
宇宙開発の必要性を社会で説いていただければ幸いです!!