理化学研究所では一体どんな研究を行っているのでしょうか?
STAP細胞でお馴染みの小保方晴子さんで一躍有名になった
理化学研究所ですが、個人的に興味がありましたので
ちょっと調べてみました。
職場での話題においても旬でいいかと思います。
また年収に関してはちょっと前に話題になった
ワイドショー的ネタも見つかりましたので
最後の方にお伝えしますね。
理化学研究所とはどんな組織なのか?
理化学研究所とはどんな研究をしているのでしょうか?
その前に、そもそもどんな組織なのかを調べてみました。
理事長
こういう調べ物をするときは、普通「理化学研究所とは」
みたいなものから始めるものですが、
ホームページの「理研について」を開くと、いの一番に
目立つのが理事長のページだったのです(笑)
それもそのはず、理研の理事長はかなりの人が知っているであろう
野依良治さんだったのです。
野依良治さんといえば、2001年にノーベル化学賞を受賞した
ことで一躍有名になりました。
言われてみれば、当時、理化学研究所の理事長に就任と
いうニュースをやっていた記憶があります。
役割
理化学研究所は、日本最大規模かつ最高水準にある
自然科学全般に渡る研究機関だそうです。
その役割は、日本のみならず国際的問題も含めて抱えている
問題を解決していくことであり、そのためにイノベーション
(技術革新)の実現を果たすことが期待されているとのこと。
という風に、かなり権威のある機関なんですね。
組織構造と拠点
組織構造としては「独立行政法人」です。
なので職員の地位は公務員ではないですね。
拠点に関しては、
国内が、宮城県仙台市、茨城県つくば市、
埼玉県和光市、東京都、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、
大阪府吹田市、兵庫県神戸市、兵庫県佐用郡の計9拠点です。
海外が、イギリス、シンガポール、北京、アメリカの
計4拠点となります。
理化学研究所の研究内容は?
理化学研究所の研究内容は、もう本当に自然科学全般ですね。
一見してありとあらゆるものが研究対象になっています。
先入観だと、今回のSTAP細胞のように生物学的な研究を
主とする研究機関だと思いがちですが、量子力学や
資源科学、医学に情報工学、放射光の研究等幅が広いです。
企業とタイアップしているものもあるようで、中でも
脳科学総合研究センターが扱っている、
「認知行動科学連携ユニット」の研究などは秀逸です。
ドライバーの快適で安全な運転を支援する技術について
脳科学の観点から研究しているらしいのですが、
その研究の範囲は心理学等まで含まれていて
私個人としても非常に興味を持てる分野となっています(笑)
ちなみに、研究センターなどの26区分のユニットがあり、
それぞれの分野の研究を行っているとのことです。
中には数学の研究室らしきものまでありましたからね。
これは科学好きの人にはたまらないと思います。
現に、定期的に市民に研究センターを開放し、
見学会を開いているようです。
私なんて、もし子供がいたら、子供をだしにして
自分が見学したいくらいですよ。
気になる理化学研究所の年収は?
まず理事長の報酬ですが、2011年のデータでは
2,059万円だそうです。
理事は、軒並み1,500万円程度の報酬のようですね。
で、職員に関しては常勤職員の平均が約879万円で、
平均年齢が44.1歳ですので悪くはないですよね。
また年俸制適用者もいるらしく、こちらは常勤職員の研究職が
平均年齢44.5歳で1,063万円です。
最後に、独立行政法人やお役人お約束のスキャンダル
というのが色々とありまして、中でも2010年の国会質問で
話題になったのが
【理化学研究所の奥さんの週30時間で年収600万円】
というものです。
これだけ見ると非常に高いですよね。
とはいえですよ、理化学研究所研究員の給与にしても
まあ奥さんの給与を含めて1世帯として1,600万円になった
としても、彼らは世帯ぐるみで日々研究成果を出すという
プレッシャーを抱えているはずですよね。
もちろん、不真面目で論文も書かない研究員は別として、
日々場合によっては時間も不規則に世界最先端の
研究をしている人たちであれば、それほど高いお給金でも
ないのかなという気がしないでもないです。
それくらいの年収がないと、優秀な人が海外に流出
しかねないという危惧もありますしね・・・
あなたはどう思われますか?
それはそうとこれを機に生物学の勉強でもしよっと!