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NPO法人というとボランティアかと思ってしまう

私でしたので、一度、NPO法人設立のメリットと

デメリットを調べておきたいと思います。

 

念のため後半には「NPO法人とはなんぞや

についても解説しておきますね。

 

NPO法人設立のメリットは?

NPO法人設立のメリットは大きく分けると3つになります。

 

社会的信用が高まる

法人格を持つには登記等が必要ですから、個人でやるよりも

圧倒的に信用力が高まります。

 

法人として契約ができる

この部分は非常に大きいのですが、法人として契約できる

ことにより法人名義の資産が持てるようになります。

一方個人でやる場合には、基本的には資産の名義人には

代表がなりますので、もし代表が変わったり、死亡したり

した場合には変更の手続きが面倒では済まされず、

 

基本的には、何人かでみかけはグループで活動していても

グループの資産は代表の家族が相続しますから、

場合によってはグループの資産が失われてしまいかねません

 

また、NPO法人は、法人として職員を雇ったり、各種保険等

加入することもできます。

 

税制が優遇される

収益が発生した場合に、個人ですと累進課税制度が適用されて、

所得が上がれば上がるほど税率まで上がってしましますが、

NPO法人となれば一定額を超えると有利になります。

 

以上、NPO法人設立のメリットをお伝えしてきましたが、

大部分がNPO法人固有のメリットというよりは

「法人化」のメリットではありますね。

 

ちなみに認定NPO法人になると、寄付などを受けた時に

有利になるようです。

 

NPO法人設立のデメリットは?

NPO法人設立のデメリットについても何点かありますが、

ひとくくりにすると「事務手続きの煩雑化」といえるでしょう。

 

NPO法人設立のメリットとして社会的信用が上がったり、

税制面で有利になることはお伝えしました。

 

その代わりに、その信用を担保するために

手続き等を厳正にしなさいということです。

 

具体的には、簿記の方法であったり、税務申告義務があったり、

また資産等の名義を変更するために税金がかかったりします。

 

とはいえ、ある程度の規模になったらやっぱり

NPO法人にしたほうが、全体的にメリットは大きいでしょう。

 

私みたいな個人事業主もそうです。

一定規模以上になったら株式会社化したほうがいいと

言われています。

 

NPO法人とは?

それでは最後にNPO法人の解説です。

 

NPO法人とは、特定非営利活動促進法に基づき法人格を

取得した法人です。

 

法人格というのは、法律の上では人格、すなわち個人の

対義語ですね。

 

この部分を深く解説すると非常にややこしくなるので、

かなり簡単に例をだして説明しておきますね。

 

例えば、私は個人事業主としてフリーで仕事をしているので

契約を結ぶとしたらすべて私個人の名前で結びます。

 

一応、屋号と言われるものがありますが、

銀行通帳だって屋号が○○だとしたら「○○ 代表 桜井つかさ」

という風になるわけです。

 

一方で、法人はその法人自体が契約を結べるのです。

だから銀行口座だって、例えば法人名で作れちゃいます。

 

なのでここでは

「法人はあたかも人格があるかのように振る舞える」

のようなイメージだけ持っておいてください。

 

で、肝心のNPO法人の定義ですが・・・

さっきのだと全然わかりませんよね。

 

なので「NPO」の部分を見て行きましょう。

 

NPOとは、「Not for Profit Organization」の略称で、

広い意味でいうと非営利団体と訳されます。

 

社会貢献活動を行い、かつ団体の構成員に対し収益を

分配することを目的としない団体なんですね。

 

ただし収益を目的とする事業をできないわけでは

ありません。

 

収益がでたら社会貢献活動に使ってくださいねということです。

 

以上、NPO法人設立のメリット・デメリットについて

お伝えしてまいりました。

 

職場で、NPOの話になった時に、このあたりの知識を

サラッと言えるとカッコイイですよね。

 

もちろん、毎回言ってますが、嫌味にならないように

注意はしてくださいね。

 

知ったかぶりはダメですよ!

でも株式会社に勤めてて、株式会社の基本的なことを

大部分の社員は知らないのも問題ですけどね・・・