globalization

グローバル化時代と言われて久しいですが、

まだまだ英語学習の必要性は下がるどころか高まるばかりです。

 

しかし私が思うに、なかなか満足のいく英語学習の効果が

上がっている人は少ない印象です。

 

この記事では、なぜグローバル化に対応した

英語力が上達しないのかを解説していきます。

 

ちなみに、他の記事は私やその記事に詳しい知人に

聞いたことや調べたことを書いていますが、

 

今回のグローバル化英語学習に関しては

本業であるコピーライティング、フィリピン分野についで

第3の専門分野でもあります。

 

なぜならば、現在日本のグローバル英語教育の

第一人者である、ある方のお手伝いを

させて頂いているからです。

 

ここではこっそりとその方の著書をご紹介しておきます(笑)

 
とっても日本語が流暢なアメリカ人です!

 

グローバル化時代に求められる3つの英語力

グローバル化英語教育がなかなか上達しない理由を

お話する前に、

 

そもそもグローバル化に必要な英語力とは

具体的に何を指しているのかについて

簡単に説明しておきますね。

 

いやいやグローバル化ってなんだかわからない

という場合には、以前書いた

グローバル化社会に要求される英語力の目安は?

を参考にして下さい。

 

それでは、早速参ります。

 

グローバル化時代に求められる3つの英語力とは

(1)コミュニケーション

(2)プレゼンテーション

(3)ネゴシエーション

以上になります。

 

まあ日本国内で対外的に求められるスキルと

全く同じですよね。

 

当たり前ですが、国内なら日本語ですべて済むところを

すべて英語でやるっていう話です。

 

じゃあ英語でやるからってTOEICの点数だけ伸ばせば

いいのかといえばそうではないのは明白です。

 

いわゆる形式的な英語力を伸ばす以前に、

あることを理解していないと、外国人相手に

上述の「グローバル化時代に求められる3つの英語力」を

高めることができないのです。

 

そのあることとは・・・コンテキストです。

 

ハイコンテキストとローコンテキスト

culture

コンテキストとは、お互いが共有している宗教、文化、論理性、

価値観、情報、体験などの、いわゆる背景のことです。

 

日本は、世界の中では上のような背景を共有している割合が

高い国です。

 

言語、家庭環境、歴史、いずれも日本人は似たような認識や

経験をしていますし言語は日本語ですよね。

 

このように共有の度合いが高い社会

ハイコンテキストの社会といいます。

 

日本の他に、おとなりの中国や韓国、タイなどもそうです。

 

一方で、言語や人種、歴史認識や宗教などが混在している

社会ローコンテキストといいます。

 

アメリカやイギリスをはじめ、ドイツやインドなどもそうです。

 

私がいま一緒に仕事をさせて頂いているダーキーさんは

ハイコン(日本等)は文脈に依存し、ローコン(西洋等)では

言語に依存すると表現しています。

 

またコミュニケーションの方法に関しても、

ハイコンは間接的だけれども、ローコンは直接的だと

指摘していますね。

 

まあ日本人だと

ちょっと難しいですね~」、「今はお腹いっぱいです

なんていうところを

 

西欧人は

できません」、「いりません

などということからもわかりますよね(笑)

 

決してハイコンとローコンどちらが優れているということでは

ないのですが、注目すべきなのはハイコン同士の

コミュニケーションであっても通じるコミュニケーション

スタイルは「ローコンだということです。

 

だって日本と韓国を考えてみても、双方ハイコン社会ですが、

日本人と韓国人はお互いの文化的背景は共有していない

わけですから、

 

言葉で伝え合わなければ理解し合えない可能性が

非常に高いわけです。

 

異文化理解を深めていくことが大切

 

ということで、当然TOEICのスコアを伸ばすなどして

形式的な英語力を伸ばすことも不可欠ではありますが、

 

それ以前に今お話したようなコンテキストの概念、

つまり異文化理解をしないと通じる英語力は

身につきませんよというお話でした。

 

とはいってもですね、英語の単語を覚えるだけでも

かなりの時間を要するのに、その上に異文化学習を

するってかなり酷ですよね。

 

そんな時に役に立つのがこちらの本です。

 

コンテクストはもちろん、グローバル化社会で必要とされる

英語力を身につけるコツがビッシリと書かれています。

かなりオススメです。

 

あとどうでもいいことですが、ハイコン、ローコンの

理解は必要ですが、いくら異文化・異人種とはいっても

カラコンは手に入れる必要はありません。